石丸旋風が国政に与えた影響 既存政党への失望と新興勢力への渇望

7月7日に行われた東京都知事選では、小池百合子都知事が3選を決めた一方、政党からの支援を受けない前安芸高田市長の石丸伸二氏が約165万票を獲得し、前参院議員の蓮舫氏を抜いて2位になったことが話題を集めました。
なぜ彼がここまでの躍進を遂げることが出来たのか。
その理由を紐解くと、今の日本の政治の大きな問題点が浮かび上がってくると共に、「石丸旋風」が国政にも影響を与え始めていることが分かります。
記者VTuberブンヤ新太の「ニュース読解塾」では、世間を揺るがす大事件から政治、経済、社会問題、国際情勢まで、さまざまな現場を取材する現役ジャーナリストが一歩踏み込んだ解説をしています。
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実は早くから「石丸2位」は予想されていた
6月26日の昼ごろ、とある政界関係者から私に「石丸が2位になって、蓮舫が3位に転落しそうだ」という連絡が入ってきました。
都知事選のような大型選挙では、マスコミ各社や政党が裏で情勢調査を実施しており、取材をしているとその内容が各所から漏れ伝わってきます。
当初は現職の小池都知事と、過去には民進党の代表も務めた蓮舫氏による一騎打ちになると見られていましたが、実は選挙戦の割と早い段階から情勢に異変が起き、石丸氏の躍進は予想されていたのです。
その後、石丸氏の支持の伸びを受けてメディアも徐々に石丸氏を大きく取り上げるようになり、投開票前日には関係者の間で「石丸2位は確実だ」と囁かれるようになっていました。
どうして「石丸旋風」は起きたのか?
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- 石丸氏は具体的にどの層に浸透したのか?
- 国政にも衝撃を与えた「石丸旋風」
- 自民党総裁選を巡って急浮上した「新しい顔」
- 立憲は「古い顔」が並び、党内から焦りも
- 古臭い政治から脱却できるか?
- まとめ
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