斎藤元彦知事、辞職不可避へ~追い詰められた本当の理由~

県職員へのパワハラや視察先から物をもらうおねだり疑惑が噴出している兵庫県の斎藤元彦知事。
兵庫県議会では疑惑を追及する百条委員会が開かれ、公の場で知事が証人尋問を受ける事態にまで発展している。
だが、斎藤知事は疑惑を否定し、このまま辞めずに続投する姿勢だ。
一方、知事に対して辞職を求める動きが県議会から出ており、外堀は着実に埋められつつある。
兵庫県政の現状について元新聞記者で現役ジャーナリストのVTuber、ブンヤ新太が解説する。
記者VTuberブンヤ新太の「ニュース読解塾」では、世間を揺るがす大事件から政治、経済、社会問題、国際情勢まで、さまざまな現場を取材する現役ジャーナリストが一歩踏み込んだ解説をしています。
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パワハラを「必要な指導」と強弁
8月30日に兵庫県議会で開かれた百条委員会。
そこでは県のトップである斎藤知事の疑惑を追及する証人尋問が実施されていた。
職員に対して机を何度も叩いたり、公用車が遅れそうになると運転席を蹴ったりするなどのパワハラ行為について、斎藤知事は「仕事は厳しくするというのが私のスタイル」「必要な指導だった」と弁明。
県議からの「パワハラではないのか」という問いに対しては「不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」と述べながらも、「パワハラかどうかは百条委員会が判定するもの」とかわし、最後まで「パワハラだった」と認めることはなかった。
だが、証人尋問に先立って県議会が県職員全員に対して実施したアンケートでは、1750人もの職員が知事のパワハラを見聞きしたと回答。
知事が職員から「瞬間湯沸かし器」と呼ばれているとの記載もあり、知事の暴君ぶりが県庁全体に知れ渡っていたことが明らかになっている。
知事1人で疑惑のデパート
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